illustratorさいとうつづりのblog
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ふわ ふわ ふわり
昨夜は東京にも雪が降りましたね。
突き刺さるような寒さの中の出先からの帰り道
「今晩は期待できそう・・・」と
思わずうっすら笑みを浮かべながら、どんよりとした厚い雲を確認し
まるで子どものように心をはしゃがせて
空からの贈り物を、今か今かと待ち望みながら帰宅しました。

時間をおいては、ほんの少しだけ玄関を開けてみたり窓を開けてみたり。
まだかな?
と、何度目か外を覗いた時
音も無く、ただひたすらしんしんと雪の降る白い景色がありました。
ふわ ふわ ふわり。
あっちもこっちも、あまりにもたくさん。
目で追いかけようとしても追いかけられず
それどころか私の顔に降り落ちてきて、その姿を失ってしまう儚い雪たち。
天使の羽のようと例えるけれど、本当にそう。
神さまは時に意地悪だと思うこともあるけれど
こんな粋ないたずらなら、いつだって歓迎致しましょう。
しばし、その美しさに呆然として
雪を降らすピンク色の空を見上げました。

朝になって一番にしたのは
もちろん、外の白い世界の観察。
久しぶりの積雪は、5センチ以上あったでしょうか。
ふと、目の前にうさぎさん。
そっか、ここにいたんだね。
yukiusagi

この冬ずっと着けていた、雪の結晶ピアス。
けっこう大きいのですが
なんだかこれで報われた(?)気分。
でも、せっかくなのでもうしばらくしていようかな。
snow

New friend
最近のお買い物。
天然石が美しいネックレスや
お気に入りのお店で見かけた薄手のコートも気になるところですが
まずは、大切なものでありずっと欲しいと思っていたもの
椅子を買いました。
と言っても、リラックスするためのソファーでも
一目惚れのウッドチェアでもなんでもなくて
実用性と機能性重視のデスク用チェア。
つまりは机に向かって絵を描く時に座るためのものです。
これまで何年もの間を共にしてきた椅子は
充分な役目を果たしてくれ、そろそろお疲れのよう。
この椅子に座り、筆や鉛筆を握って制作をしてきたし
そのまま机を枕にして眠ってしまったこともしばしば。
空想にふけったり、考え事をしたり
いろいろな時間を過ごしてきたなぁと思うと、本当に感慨深いです。
まるで親しい仲間との別れのような心境で、寂しくてしんみり・・・。
今までありがとう。
たくさんの感謝の気持ちを伝えてから
新しい椅子を迎えました。
新しい椅子はまだ来て数日なので愛着こそ湧きませんが
座り心地はなかなかいい感じ。
よしよし。
これからはキミに座って頑張るよ、よろしくね。
こうして私の空間に新たな仲間が加わりました。
room

今日はとても好きなアーティストさんのライブがありました。
伸びやかでしなやかな美しい歌声とその世界。
あぁ、なんてステキなのだろう・・・
すっかり魅了され、鳥肌が立ちました。
ふわりとした夢見心地な足取りで歩いた、まだ寒く暗い冬の夜道。
けれどほっこり、あたたかな夜となりました。
komorebi

2010
さむいさむいと思っていたら、それもそのはず。
暦の上ではもうすぐ大寒です。
この冬もぐるぐると巻いたマフラーに顔を半分ほど埋めて
両方の手はポケットへ。
それでも冬という季節、とても好きです。
中でも1月は特別。
一年の始まりの月であり、自分の誕生月であり
冷たい空気がすべてを浄化し、0(cypher)に還るよう。

お久しぶりとなりました。
昨年の11, 12月は、心安らかな日々を過ごすことができずにいたので
更新を滞ってしまいましたが
気持ちを新たに、再始動。
こんなに日が経ってしまってからの新年のご挨拶はお恥ずかしいのですが
親愛なる皆さまへ。
本年もよろしくお願いいたします。
絵と音楽と旅と緑と人と。
"本当に大切なこと"を見つめ、追いかけ、自分の中にたくさん入れて
求めるところに近づくことができますように。
喜びと前進のある良い年を過ごしてゆきたいです。

2009-2010 二年参りの初詣
2010

今年一日目の夜  昇ってきたばかりの月は、折しも満月
full moon

東京にはまだこの冬、雪が降り積もることがないですが
先日出かけた群馬には、一面の銀世界が広がっていました。
空に舞う風花。
(見えにくくてごめんなさい)
sora
「風花や うらぶれの街を 白痴と犬と」
母方の、私がまだ幼い頃に天国へ行った祖父の詠んだ句です。
母が冬になる度にこの句を口ずさむので
風花が空を舞っていると、祖父を思い出すようになりました。
寂しい句だけれど、脳裏に浮かぶその情景は寂しいだけではなく
はかなくもどこか温かかさを感じさせ、心を掴まれる思いがします。

空と言えば、空気が澄んでいるので
この季節は特に空が美しい。
日常の生活の中では真上を見上げる動作は意外としないもののようですが
だからこそ。
一日に一回は必ずしっかりと頭上に広がる空を見るようにしています。
視点の違いと、日々異なる空の表情がおもしろく
今ではそれがささやかな楽しみに。
この空が、旅したあの地の空と繋がっているのだな・・・
などと、思いを馳せたり、ポカンとただ仰いだり。
青空, 曇り空, 星や月の輝く空・・・
今年はどのような空を見せてくれるかな。

影あそび(winter ver.)
足跡は残念ながらうさぎのものではないようです。
なんて。
snow

とりとめのない文となりましたが
最後はお花で。
2010年 スタート*
kiku
Προσευχη
朝晩がずいぶん冷え込むようになりました。
秋の香りの金木犀の小さな花が冷たい雨に打たれ
濡れたアスファルトの上にぽつりぽつりと落ちていたと思ったら
もう季節は冬へ移ろい始めていたのですね。
街はすでにクリスマスのイルミネーションでピカピカ。
もう少し秋を感じていたくても
これでは師もサンタクロースを乗せたトナカイも
12月を待たずして走り始めてしまいそうです。

この時期になると、定番メニューはやっぱりスープ。
(・・・でも本当を言うとスープがとても好きなので
一年を通してよく作っているのですが。)
甘い根野菜や豆をたくさん、それとシーフード
ハーブやジンジャーもたくさん入れて、コンソメをひとかけ。
たいていはそんな感じ。
あとは魔女になったつもりでことこと煮るだけの簡単なものだけれど
栄養たっぷりで美味しくてあたたまって
毎年極度の冷え性に悩む私には、幸せの一皿です。
今回はベーシック トマトベースにクリームチーズを落として。
soup

この季節の楽しみはスープの他にもいろいろあって
その一つがキャンドルです。
(たしか昨年のこの時期にも蜜蝋キャンドルについて書いています。)
春や夏には一度も灯さなかったのに、不思議ですね。
揺らめく炎は、目の前に現れた小さなカルシファー。
聖なる火よ
どうかお守りください。
pray

気付けばこのブログを初めて1年が過ぎました。
更新はこの通りいつも気ままにのんびりペースですが
(HPもそろそろ更新しなくては・・・)
読んでくださっている皆さまへ
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

あぁ、またしても指先が氷のように冷たい。
そんな時はミルクティーでも飲むとしましょう・・・。
デザインフェスタvol.30
お知らせをしないままの後日報告となりますが
先週末は東京ビッグサイトで2日間にわたり行われた
インターナショナルアートイベント
"デザインフェスタvol.30"に出展しました。
あらゆるジャンルのアート、アーティストが世界中から大集合するムーブメント。
出展者は8500人を超すそうで
絵画や小物のブース展示 販売の他、ショーやライブ, シアター 
仮装ありパフォーマンスあり
自由な形式で作品の発表を行うことができます。
私はブースエリア 初めての出展となりました。
出展者数もすごければ来場者数もものすごいこのイベントは
私を含め、出会いを求める双方にとってまたと無いチャンス。
とにかくにぎやかで、広い広い会場内はアートと人でひしめき合い熱気でいっぱいです。
ですがその反面、この沸き立った雰囲気の中では
一つ一つの作品を落ち着いて観ていただくことの難しさを感じていたので
今まで参加を見送ってきていたのでした。
絵画系の出展者の中には、原画の展示を行わずに小物販売に徹する方も多いようですが
私は作品を発表する場では、原画の展示にこだわりたいという思いがあります。
出力したものでは伝わらないものを感じていただきたい。
なので、足を止めていただけるか不安はありましたが数点の原画の展示と
気軽に作品を持って帰っていただけるツールとして、ポストカードの販売を行うことに。
ポストカードはこんなかんじ。
festa
ひょっこり遊びに来てくれた友達からは案の定というか
販売より展示要素の強いためなのか何なのか
私のブースは周りの雰囲気から浮いていると指摘をされて少し焦りましたが
それでも結果的にはたくさんの方に観ていただくことができたように思います。
ご覧いただいた方、ポストカードをご購入いただいた方、ありがとうございます。
会場でお会いできた方に、この場で御礼申し上げます。
私は自分のブースから離れることができなかったので
今回はあまり他の出展者のブースをまわることができませんでしたが
しかし、同じその空間にいるだけでも刺激は多くありました。
制作にかけるみなぎるパワーや勢い, バラエティ・・・。
そして、参加してこそできたアートを介してのコミュニケーションだったり
感じたこと、学んだこと、得られる収穫がありました。
バッヂ
おまけ
お隣さんブース(缶バッジのグッズ販売をされていました)からのお誘いで
即席で作っていただいた、いたずら描きバッジ。

もう10月も終わりですね。
空を飛ぶ鳥たちの姿が心なしか少し寒そうに見えます。
今年のカレンダーもあと2枚で終わりだなんて、早いなぁ。
夕焼けオレンジに染まる鱗雲。
uroko
Under the same moon
しとしとしとしと 雨が降る・・・。
雨が降るたびに、深まりゆく秋。
太陽の季節が終わりを告げて
日の落ちるのがいつの間にか早まっていたり
あたたかいスープが恋しくなってきたり。
刺繍の入った薄手の白いブラウスも足首を紐で巻くお気に入りの革のサンダルも
またあたたかな春が来るまで、しばらくのお別れです。
ショーウィンドウを飾るざっくり編みのニットが気になる、そんな季節になりました。

moon
先日の中秋の名月(旧暦八月十五日)。
なんだかそわそわしてしまい、月に誘われて外へ出ました。
とても穏やかな夜。
ほのかに黄味を帯びた優しい月明かりで、どこまでも歩くことができそう。
こんな夜だったら怖くない。
こんばんは、お月さま。
糸のように細い三日月姿もステキだけれど
今夜の姿は何か特別な美しさ。
遠いようで近いようで、でも縮まらないしやっぱり遠いけれど
ずっと前から、いつもそこにいてくださいますね。
たくさんの人があなたを見上げています。
そちらからは何が見えますか?
いつか、何を思って浮かんでいるのかこっそり教えていただけませんか?
susuki
お月見といえばすすきですが、これはすすきにあらず。
一つの穂がすすきの10倍ほどあり、丈はゆうに2メートルを超します。
まるですすきのオバケのような出で立ちですが
パンパスグラスというイネ科の植物です。
ほわほわで気持ち良さそう。
秋の草花を求めて公園をお散歩中に出会ったのでした。
ちなみに、月見だんごは用意できなかったので割愛することに。

最近はまっているオーガニックカフェのピザ。
全粒粉の生地にトマトソースとたっぷりの有機野菜。
チーズは豆乳からできているので、ビーガンでも大丈夫なのだそうです。
シンプルでも、素材がいいとこんなに美味しいのだなぁと実感。
うーん、唸ります。
こういった料理を自分で作りたいものですが・・・
キャロブパウダー(いなご豆のさやの粉)を買って帰ってきたので
まずはできるものから日々の食事に取り入れてみようと思います。
pizza

冬になる前にいろいろな秋、楽しんでいきたいです。
越後妻有 大地の芸術祭 2
さて、車を走らせて次に向かったのは・・・

aguri
「OUR HOME-私たちの家」
(内田あぐり+内田亜里+武蔵野美術大学日本画専攻内田ゼミ)
在学時代お世話になった、ムサビの日本画学科教授 内田あぐり先生。
古民家に、日本画作品を屏風のようにして展示してあります。
ここで私は先生の作品と対峙し、衝撃を受けました。
あまりに激しく揺さぶられる感情。
こんなに真っ直ぐ、けれど言葉にならない思いが伝わってくる。
まるでそこに先生がいらっしゃるかのよう。
作品の放つ強さに圧倒されて、胸をぐっと掴まれるような感覚。
黒や紫, 黄色の強く潔い線や、傷付けるかのごとく画面に走る引っ掻き跡や
縫い合わせたり張り合わせた跡, 女性の曲線を前にして
にわかに早まる鼓動。
・・・すごい。
なんて美しい。
残念ですが、うまく言葉にできません。
作品のすばらしさを言い表すことは、私の能力ではできそうにないので諦めます。
でもそれとは別に思ったのは
同じ"アート"というくくりだけれど、やはり絵画と現代アートは違うなぁということ。
ここまでいくつもの現代アート作品を連続して観て来ましたが
このような感情の動きはありませんでした。
(観る人や作品によって異なり一概には言えませんし、あくまでも私の主観です)
違うというのは平面か立体か等ではなくて
エネルギーや距離, 衝動, リアリティ, 魂・・・というか、うーん。
観る者への、感情への訴えかけも全然違う。
少し難解な感じがして抵抗があり
今まで近づくきっかけを持たずに来てしまっていた現代アートですが
今回の芸術祭でこの土地と共に文字通り体感しふれ合い
楽しんでいる自分を発見できたことをうれしく思いました。
妻有の地がそれを手伝ってくれたことが大きいかもしれませんが
これからはもっとアートを楽しんでいくことができそう、ワクワクが増えました。
しかしそれと同時に
時に癒しや安らぎを与え、時に荒々しく牙を剥く絵画や絵画表現の持つ力の強さや
魅力に改めて気付かされ、見つめ直すこともできました。
そしてまだまだ未熟者で恥ずかしいのですが
自身もその表現をする者の一員であることを、心から幸せに思いました。
身の引き締まる思い。
はーーー。
それにしても、麻紙や岩絵の具, 墨や筆や膠など
あらゆるものが自然界の恩恵を受けてできている日本画。
素材感があって素のままの愛おしい画材で描かれた先生の作品は
茅葺き屋根の古民家の中にとても自然に居心地よく存在し
訪れる者を静かに迎えてくれているようでした。
その空間はあたたかさと作家の息づかいを感じるものでした。
じっくり作品と向き合い、ふーっと息をついてふと窓の外を眺めるとaguri2
・・・。
やられました、あぐり先生。

dappi2
「脱皮する家」
これは床ですが、柱や壁や梁や・・・
至る所がこのように隙間なく細かく彫刻刀で彫られています。
dappi
よく目を凝らすと、驚くことに屋根の内側の板にまで彫り跡が。
予約をすればここで宿泊もできるそう。
主を失った家が、こうしてかつてのぬくもりを取り戻しています。

sansyou
ちなみに私が泊まったのは、小さな集落を見渡す位置に建つ「三省ハウス」。
松之山の、1988年に廃校になった小学校をきれいにリニューアルした
木造二階建ての宿泊施設です。
食事は食堂でにぎやかに。
地元のお母さんたちが、腕を振るって用意してくださいます。
寝るのは、かつて子供たちの教室だった場所に並んだ二段ベッドで。
同日の宿泊客と同室になる、ドミトリーのような感じ。
食堂兼ラウンジでは、今日はどこの展示を観て来たとかアートについてだとか
旅先での話は尽きません。
こうゆう空気、好きなのです。

結局、二日間をフルに使って走りまわった結果
大きいものから小さい規模のものまで様々ですが
およそ50点ほどの作品を観ることができました。
数多く観ればいいというものでもありませんが
全部で370点もあると聞けば、やはり熱が入るもの。
しかも、実際そこへ行ってみないと出会えないものばかりなのですから。
でもまだ300点以上も観ることのできなかった作品があるなんて。
あぁ、どうにも時間が足りません。

kyororo
「森の学校 キョロロ」
森の動物や昆虫に関する展示が見られる自然科学館。
なんといっても建築がかわいらしい。
暗い階段を延々登ってあの高い所まで行って来ました。
見晴らしは、言うまでも無く。

すべてを通して感じたのは、「再生」というキーワード。
それぞれのアートから感じるのはもちろんのこと
廃校になった校舎や空家、元気を失いつつあった地域一帯が
息を吹き返しているようです。
また、作品の感想と別に、今回妻有地域をまわっていて肌で感じたのは
大地の芸術祭という祭典を通して育まれた、アートと人と土地の密接なつながり。
輪(和でもあるかな)。
たとえば、各展示場所には簡単な受付が設置されていて
パスポートにスタンプを押してもらえたり作品の案内をしていただけるのですが
そういった係を担当しているのは
その一帯の集落に住む方たち お年寄りや子どもたちだったりします。
また、「この方はこの間来た時、こんな話しをして喜んでいたんだよ。」
などと、アーティストについて親しげに語るおばあさんに出会ったりもしました。
アートを越えた、血の通ったつながり。
それが随所に感じられて、初めて訪れたこちらまでも
その輪にスッと加えてもらえたような気がして自然と笑みが出てしまいます。
いいなぁ、この感じ。
しかし10年ほど前、第一回目の開催を迎える活動が始まった頃は
地元の方々はそれに対し猛反発だったのだそうです。
農業を中心とした古く保守的な地域であり
現代アートに触れたことのない方も多ければ、必然的なことかもしれません。
けれどアーティストがその土地に入って制作を始めると交流が生まれたり
祭典への理解が深まったり
遠くからその作品を観に来る人たちがいたり・・・
次第にこの土地に受け入れられ根付いて、今回までに至るのだそうです。
そして次は2012年 。
3年後の開催まで、作品や環境の維持や保存など
地元の方々やボランティアに支えられてこの祭典は続いていきます・・・。

車でひたすら行ったり来たり駆け巡ったので
帰る頃には妻有の土地勘がついてしまいました。
訪れるまで知らなかったはずの土地なのに
去るのがこんなに寂しい。
アートと人と緑で気持ちがパンパンになって、関越自動車道を東京へ。
本当にステキな芸術祭でした。
こんな思いにさせてもらえて、妻有に感謝とありがとう。

自分の記録代わりに書いているので
やっぱり長くなってしまいました・・・。
komorebi