さいとうつづりの黒い森
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サクラよ サクラ
3月を時間の感覚も無いままに過ごしてしまったもので
4月のカレンダーをめくってからも
桜が咲くまで、まだあと1ヶ月くらいはある気がしていて
ニュースで開花予想日や各地の開花を告げる画像を見ても
「そんなの信じないからね」
と、あえて桜のことを考えないようにして過ごしていたら
いつの間にか私の住む辺りの桜も満開になっていることを知り
すると、突然ドキドキとしてきてしまい
慌てて桜に会いに行ってきました。

桜には絶対的な力がある
そう昨年のブログに書いているけれど
良くも悪くも本当にそうだと、今年また改めて思っていました。
日本人にとって
春に桜を迎え入れることは特別な意味を持つわけで
1年前のことを感慨深く思い返したり
これからの1年に大きな期待と不安を抱いてスタート位置に立ったり
決意したり
志新たに、目標を掲げたりする習慣が身体にしみ込んでいる。
それはまるで何かに急き立てられているようでもあり
そうしなくてはならないという気にさえなってくる。
元気な人はそれでいい。
桜にその後のことは保証されないまでも
励まされる思いで、この季節を心意気高らかに過ごし進められることでしょう。
けれど、心が弱まっていたり傷ついていたりする人はどうでしょう。
無理矢理スタート位置に引きずり出されるような
つらい思いをするのでは。
痛みを和らげて力を徐々に取り戻して回復し
桜を迎え入れることができるようになるまで
もうちょっと待ってほしいと思っているのではないのでしょうか。
そんな思いを知ってか知らずか
無情にも、桜は暦通り咲く。
だから、桜は絶対的な力があると同時に
残酷な花だとも思いました。
今年くらい少し遅く咲いてくれてもいいものを・・・。
そんな考えを一人膨らませてキリキリとしていたこともあって
私は桜を遠ざけようとしていたのかもしれません。

それでも、間もなく散り出す満開の桜のもとへ
私を駆り立てたものは何だろう。
こんな思いのままで桜を観てもいいのかな。
そうしてまた答えを見つけられないまま歩いているうちに
視界は桜でいっぱいになりました。
1年ぶりに同じようにして会った同じ桜の木は
変わることなく
ただ静かにそこに居て、無数の花を枝いっぱいにつけていました。
それは、春に降る雪のよう。
私はその美しさと存在の不思議に心を奪われ
しばらく思考回路は停止。
薄ピンク色の花びらに優しく包まれた時
それまでの尖った私の考えは
思い過ごしであったことに気付かされた気がしました。
己の小さきこと。
あぁ、そうだった。
桜は絶対であり、時に残酷でもあるようだけれど
それにも勝るのは
無条件にすべてを許し
大丈夫だよ、見上げてごらん
と言っているかのような、慈悲にも似たこの大きな大きな力なのだ。
そう、だから私は今年も桜を求めて会いに来たのかもしれない。
だから人は、桜を心待ちにするのかもしれない。
もしかすると、これもやっぱり桜に思いを寄せる私たちの身体にしみ込んだ
勝手な解釈なのかもしれない。
けれど、たとえそうであってもそうでなくても
同じこと。
誰のもとにも桜が優しく降りそそぐならば、それでいいのだから。

ごめんなさい、サクラ。
あなたに会いに来てよかったよ。
救われた思いがしたよ。
なんだか頑張れそうでしょ。

今年も夜桜。

2011桜

2011桜

ふと振り返った空に浮かんでいたのは
ぽわんとオレンジがかった三日月。
なんだ、そこで見てたんだね。

桜の月

それから数日すると、あっという間に葉桜になりました。
また1年。
そう思うと長いようだけど
この胸の期待と不安は、桜が宿したものなのか。
それは分からないけれど
私たちは、次の花を迎えて季節を進む。


桜つながりで、つまった文のあとに息抜きを少し。
食のことについて書くことが多いけど
これも私の日々の大切な営みです。
最近食べたドーナツ。
無添加素材&豆乳やおからをベースに作っている
今、大人気のドーナツ屋さんの「さくらドーナツ」。
都内にも何店舗かあって
それらはたいがい人の多く集う街にあるのだけど
なぜか我が街にもあるナゾ。
穴場であること、間違いなし。
安心な素材と素朴なお味に癒されます。
それに加え、このフォルム。
買わずにはいられないでしょう。

ドーナツ
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