さいとうつづりの黒い森
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迷子
何日か台風の後の涼しい日が続いたけれど
またじわじわと、あのうだる暑さが戻ってきた。
日がとっぷりと沈んでからの帰り道
冬なら切るように冷たく張りつめた空気の中を
たとえどこに居たとしても
その地点から細い光の糸みたいなものが
うっすらと輝きを放ちながら路上に延びていて
その青白い光は自分の帰りを待っている空間の入り口のドアまで続いていて
途中で迷ってしまったりしないように導いて、教えてくれていた。
けれど、夏の生あたたかな空気は
延び切ったゴムのようにだらしがなく膨張してしまって
そんな薄らぎ鈍った闇の中では帰路を示す光の糸なんて見えるはずもなくて
それは時に自由であるようだけれど
どんなに歩いても見慣れているそのドアに辿り着くことがないような気がして
いっそ、どこまでも彷徨ってしまいたくなる気もして
そうしてしまわないよう、気をつけながら家路に向かう夏の夜。

うさぎ
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私の部屋にもまったく同じウサギがいるよ。
真似しないでくださいよ〜(笑)
木でできている所が最高よね。
MIKI | 2011/08/17 01:36
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